このレッスンで最初にやってもらうことは、今まで持っていた恋愛の常識を全て疑うことです。理由は一つ——世間の恋愛常識の多くは、女性の本能や行動心理の観点から見ると、的外れなものが多いからです。
「誠実であれ」「優しくしろ」「相手の気持ちを最優先にしろ」——こうした教えを忠実に守ってきた人が、なぜかモテないケースは珍しくありません。一方で、そんなルールを意識せず自然体で動いている人が圧倒的にモテていたりします。
この矛盾は、恋愛常識が「社会的に正しい行動」と「女性が本能的に惹かれる行動」を混同しているために起きています。世間が「いい人」と認定する行動が、必ずしも異性から魅力的に見られるとは限らないのです。
恋愛工学とは、心理学・行動経済学・進化論をベースに、恋愛を感情ではなく原理・原則で理解するアプローチです。
優しくすることが悪いわけではありません。問題は、優しさを「好かれようとする手段」として使うことです。
人間(特に女性)は、自分に無条件に合わせてくれる相手よりも、自分の軸を持っていて、多少の緊張感がある相手に惹かれる傾向があります。これは進化心理学的にも説明できる、本能的な反応です。
恋愛工学を実践する上で最も重要なのは、感情的にならず、観察者の視点を持つことです。
うまくいかなかった経験を「自分がダメだから」と捉えると成長が止まります。「どの行動が機能しなかったのか」と捉えれば、改善できます。これが恋愛工学の出発点です。